暑い

　いやー、連日暑いですね。
　昔より確実に暑くなっています。感覚ではなく、天気予報の気温が昔とは違う数字になってますからね。

　地球温暖化を感じます？

　うーん、簡単に地球全体の話にされてもどうかと思うんですよね。セカイ系ってやつでしょうか。盾の人も昔はそう思ってましたけどね。
　でも当時からですが、もっと身近なところで熱源を感じていたんですよ。

　日光を浴びまくったアスファルトやコンクリートの熱を。
　信号待ちの道路わきで車列からの熱を。
　建物の裏で稼働する室外機の排熱を。
　ゲームに熱中する子供たちの熱気を。

　都市型の排熱問題。いわゆるヒートアイランド現象ってやつですね。

　昔、小学校の校庭に百葉箱が設置されていました。
　照り返しやらの影響を受けないように色々設置基準があるそうなのですが……ヒートアイランド現象って都市部全体に影響があるんですよね。
　つまり、天気予報の数字を見て感じる気温の上昇は地球温暖化ではなくヒートアイランド現象のことだったりするんです。

　いやー、このことに気づいたときにはハッとしました。
　アハ体験というか、腑に落ちた感覚というか。


　実際このあたりの研究をしている人によると、地球規模の気温が安定している期間でも、都市部の気温は大きく上昇していっている様子がうかがえるそうです。

　このヒートアイランド現象の特徴として、最高気温の上昇率よりも最低気温の、それも寒冷期の最低気温の上昇率が高いという特徴があるそうです。
　この特徴から気温データをフィルタリングして都市部のデータとそれ以外のデータを分けて考えるという動きがあるそうですね。


　都市というのは人が集まることで利便性を得る空間です。
　必然的に人と人との距離が近づきます。
　するとそれまで感じることのなかったストレスが発生するわけです。
　それは音であり匂いであり生活習慣であり、それらが凝縮された廃棄物すなわちうんこの問題です。
　うんこの処理は都市に必須の要素であり、下水の発達によって解決されました。

　マザーテレサは言ったそうです。
　遠くの誰かを救うより、身近な人を助けなさい。

　大きな地球環境に干渉する事を考える前に、都市の排熱を解決する方が効果的に幸せになれるのかもしれません。

　ちなみに盾の人は毎日車に乗ってアスファルトの道路を走り、人を集めて熱気をあおり、エアコンを利かせて寝ます。


　犯人は自分だ！！