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スポーツチャンバラというニュースポーツに関して                                                                                         【盾の人】が個人的な意見や感想を書くブログです。                                                                                        あくまで個人ブログですので、公式な情報に関しては                                                                                        スポーツチャンバラ協会公式HP及び認定HPをご覧ください。
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こんばんは。
暗がりからあなたを見つめる社会の底辺、盾の人です。

と、軽い自虐で禊を済ませてブログ再開です。
……ネタですからね? 本気で心配しないように。



拍手[5回]



うちの庭には2羽鶏が……キュウリを植えていました。
毎年春に何がしか植えてるのですが、今年はSな人の実家から苗を頂いたので、これ幸いと育てることにしたわけです。
お陰様で夏にはワンサカ収穫出来て、Sな人も娘も大喜びでした。

さて、育てると言いましたが、盾の人はあまり手入れをしません。
基本的にほったらかしです。

というのも学生時代に自然農法に傾倒しまして、庭では主にその実践というか、実験というか、そんな感じの箱庭の楽園を作っていたわけです。

ところで、有機農法というのは聞いたことはあっても、自然農法というのはあまり聞きなれない方も多いかと思います。

有機農法は、普通の農法が農薬を使うところを人手と根性でなんとかする農法です。

マルチ(地面を覆う黒いフィルム)や網、忌避剤で雑草や害虫を防ぎますが、イザとなれば薬で対処の普通農法、イザとなったら人手で対処の有機農法。
……まあ、手間がかかりますよね。
でもその分美味しいものが出来ますし、何より安全安心という価値が付くわけです。

そんな有機農法ですが、盾の人にとってはあまり魅力的ではありませんでした。
やってることの根本は普通の農法と変わらないのです。
実際、有機農法の美味しさの源である有機肥料の働きは科学的に解明され、今やその点での差は殆ど無くなってしまいました。
そして何より、作物を効率よく作るために自然の多様性を否定する在り方にどうにもついていけませんでした。

例えば、畑でモンシロチョウが飛んでいるのを見て、和むのが一般人、血相を変えるのが農家です。
仕方のない話です。商売でやっているのですから虫害病害は死活問題。たった一つでもキャベツに青虫がこんにちは~とかあったら信用問題。血相変えて叩き潰すのも当然です。

しかし盾の人がやりたいのはそういうものではありません。

そもそも盾の人はヤブをかき分けお宝を探し、手頃な木材で剣を作り、木登りしながらチャンバラをして、ヤマモモの実を食べたり花の蜜を吸ったり、セミやクワガタを採ったりスズメバチに追いかけられたり、昼はベランダから柿をついばむ鳥達を観察し、夜は窓に張り付くヤモリを観察しながら育ちました。(横浜駅まで徒歩圏です)
ワケの分からない奴らがいっぱいいる、そんな雑多な環境が大好きです。
選ばれたモノが決められた通りにしか育たないのは面白くないのです。

そこで自然農法です。
自然農法は雑草とか虫とか割りと放っておきます。
適者生存の競争社会をあえてそのままにしておくわけです。
そんな中で雑草に紛れて作物を育てます。

農作物は人類が美味しく食べるためにねじ曲げまくった奇形植物です。
適者生存となれば最も適したモノが雑草なわけですから、当然作物は競争に敗れます。
そこでちょっと雑草を邪魔します。

具体的には踏みにじります。
これによって雑草は弱り、狙った作物が育つ余地が生まれます。
その後は作物も雑草もどちらかだけが勝ったりしないようにコントロールします。

すると、一見雑草だらけの畑にキュウリだのトマトだのイモだカボチャだと出来るわけです。
多様な植物が混在するので病害が出難く、生物相も厚いので害虫が拡がり難く、生えては枯れて虫に食われる雑草たちは勝手に土を耕し、水分を保持し、土壌の流亡を防いでくれます。

必要なのは知恵と知識と観察眼。ルーチンワークでは成り立ちません。
単位面積当たりの収量は落ちますが、必要な労力は大きく減ります。(有機農法比)

ちなみに、農業において5%の収量増加には2倍の労力が必要とされています。

昔、普通農法と有機農法と自然農法を行う農家が隣接しているところを取材した番組がありました。

収量は多いが単価が安く経費のかかる普通農家。
収量は少ないが単価は高い有機農家。
収量そこそこ単価もそこそこな自然農家。

結局トータル収支は変わらないという結果でした。

なら、やりたいようにやらなきゃ嘘でしょう!
ましてや、食の生産に責任も何もない社会の底辺が作る家庭菜園未満の箱庭です。
好き放題にやっちまえ!

クローバーとフキだけを優遇した結果背の高い雑草が出遅れた庭に、もらったキュウリの苗を植え、お隣にはみ出る蔦を切り刻み、踏みつぶした雑草で雑草を阻害し、大葉を支柱代わりに育てます。
こんな育て方でもしっかり収穫出来ました。

自然農法は、雑多な環境を排する既存の方法とは逆で、雑多な環境が必須なわけです。
そしてそれこそが、盾の人がスポチャンに惹かれたところなのです。
あ、別に出来る奴を踏みつぶしたいって話じゃないですよ。
多様性の話です。……ホントだよ! ウソナンカジャナイヨ!

スポチャンには決められた形と自由な打突があり、小太刀や長剣、二刀や槍など多くの得物があり、武術と競技、武道と遊びが混在しています。
盾の人は欲張りなので全部まるごと楽しみたいです。
そもそも色んな目的で行う人々が混在することが、お互いにとって有益になると思ってます。

技術に溺れて現実の力に敗れる人。
競技としての枠に囚われ奇策に敗れる人。
道を重んじるあまり視野が狭い人。
遊びと決めつけ深みに気づかない人。

こんな人達にとって、多様性は視野を広げる助けになるんじゃないかな、と。

そして指導者として教室を持てば色んなレベルの生徒が来ます。
ライトプレイヤー、ミドルプレイヤー、ヘビープレイヤーと多くの関わり方がある中で、一体どこを重視しているのか、言われた時、本来なら立場によって色々見るべきところが変わるものでしょう。
運営なら新規参入のライトプレイヤー。指導者ならこれから伸びるミドルプレイヤー。観客ならスター性を持ったヘビープレイヤー。

しかし盾の人は全部が混在できることを重視している、と答えます。
先輩が後輩を指導するのはどちらにとっても意義があると思いますし、また、関わり方や才能がまちまちなのだから、成長の仕方もそれぞれ違って当然で、いつまでもライト、いつまでもミドルって人がいても全然構わない、と思っています。
暗がりが好きなら別に無理して光を当てる必要もない、と。
もちろん、上を目指しているなら手助けしますけどね。

関わる全ての人がありのままにやりたい事をやって調和する。
そのために必要な知恵と知識と観察眼を持ちたいものです。

しかし書いてみると星屑に手を伸ばすような非現実的で夢物語のような理想論ですね。
ドクダミ張りに青臭くって、我が事ながら思わず鼻で笑ってしまいました。

どこまでそんな我を張れるのか。そもそも規模の小さい現在ですら実現できているのか。
また、自然農法の例によれば雑草に当たる才能豊かな生徒には割を喰わせてしまう部分もあります。こんな先生についてしまったがために、可哀想なことです。

良師は三年待ってでも選べ、と言われています。
先生に恵まれていないと思ったらオー人事……移籍をオススメします。
無理をしても意味はありません。

いつ変えるの? 今でしょ!


……すみません。流行に乗ってみたかっただけです。


しかし、お子ちゃま向けっぽいゲームや指導も、実は色々大事なところを鍛えてたりとか、そんな深慮遠謀がありそうななさそうなものをやっているつもりです。

老若男女の区別無く、雑多な得物で自由に戦い、勝って良し、負けて良し、見て良しを実践できる教室を目指し、盾の人は今日も色々脳みそこねこね頑張ります。

理解されるかどうかは……知らね!




ところで箱庭の話。
楽園の終焉は気温の低下でも日照の減少でもない形で訪れました。


おかん襲来!

朝起きたら雑草を全部抜いて下さってました。



キュウリは残してありました。

が、砂漠と化した庭にそびえる豊かな実りは、虫達にとって暗闇のかがり火のごとく眩しく見えたことでしょう。

2日後、先端にはテントウムシが、根本にはアリが集ってました。
つまりアブラムシでビッシリだったわけです。



周囲の理解。

自然農法最大の弱点を痛感した盾の人でした。


っていうか、痛いよ!


善意が痛いよ!




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プロフィール
HN:
盾の人
性別:
男性
自己紹介:
身長178cm 体重65~8kg

杖以外は一通り扱える
 マルチプレイヤーモドキ
使う得物ごとに
 動きを変えるのが信条

2001年 世界大会
 短刀の部 優勝
2003年 全日本大会
 グランドチャンピオン
2004年 世界大会
 楯小太刀の部 優勝
2005年 世界大会
 楯小太刀の部 優勝
2006年
 国際スポチャン協会
 日本スポチャン協会
  優秀指導者賞
   10位 受賞
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