第一回山梨県大会

　第一回目の山梨県大会です。
　この大会、東京・神奈川共に地区大会があって被っていたのですが、かなり前から誘われていたのでこちらに参加しました。
　で、会場となる塩山体育館を目指して道を走っているとビックリ、なんだかどんどん道が細くなっていきます。っていうか、農地に突入していきます。まあ地図で確認しているので特に不安は無かったのですが、カーナビみたいに間違えることもあるような案内に任せて行こうとすると、ちょっとドキドキな展開だったと思います。

　今回の大会は、日本スポーツチャンバラ協会にとっても大きな意味のある大会だったようで、会長をはじめ、高段の先生方が何人も出席するという、規模の割には豪華な大会となりました。

　まず午前中は有級者と無段無級の試合です。ここでは盾の人は審判になります。が、今回の大会は有級者が少なく、無段無級の試合を年齢別に３コートに分けるという形になりました。まあ、普及が目的でもある大会なので、これはこれで有りだと思います。というか、無段無級なら年齢別という分け方が有りなんだな、とか感心したりしてました。

　で、小学校高学年のコートで審判をしていたのですが、４種目中３種目で入賞と言う、なかなか安定した選手がいて興味を持ちました。で、試合後、ちょっと話してみたのですが、なんとこの選手、今日が初めてのスポーツチャンバラ体験との事。
　ここでビックリですよ。いや、センスのある人なら中級者くらいまではいきなり入賞とかあり得ます。ええ、打突競技なら。……この選手は入賞３種目のうち、１つは基本動作だったりします。初めてで、見様見真似でやって入賞って……。いやはや、裾野が広がるとこういう選手もどんどん出て来るから面白いですね。

　午後は選手として有段者の部に出場です。が、何だか神奈川県のトップ選手がやたらと目に付きます。種目世界一の称号を持った人が一体何人居たんだか。
　で、小太刀のみ入賞で、後は敗退を続けましたが、どれもこれも収穫の多い戦いでした。中でも最も大きな収穫は基本動作。全日本が終わってから改造しはじめたフォームでいきなり実戦です。
　勢いを持たせるために全身を使ったフォームで打ちます。
　と、剣が止まらない！
　勢いがつきすぎて剣先がしなってしまいました。これを押さえるための振り方も考えていたのですが、見事に頭から飛んでいましたね。
　これは完全に練習不足でした。人の指導ばっかりで自分を疎かにし過ぎましたね。いやはや、反省です。

　基本動作では上位４人が全員女性という、なかなか面白い展開でした。そして優勝したのはSな人。曰く「決勝で（盾の人を）完膚なきまでに叩き潰したかったのに」とか。いやいや、結果で既に負けてるんだからいいじゃん。……っていっても納得しないんですよねー。

　幸い、次の大会までは時間もあることだし、返り討ちにしてやろうと思いました　まる