馬鹿短刀

　今日は青い人と短刀バトル。
　審判講習会でちょろっとやって以来、ガッツリやるのはかなり久しぶりなので燃えました。

　青い人と言えば武道的な無拍子と素人的な変則技を併せ持つ、奇形で終わらない奇剣の使い手です。しかし、そのポテンシャルを引き出している時とそうでない時の差が激しく、自分でそれをコントロールできないという致命的な弱点をもっています。最近はかなり高いところで安定している感が有りますが……。
　高いポテンシャルと可能性を持っていながら薄い自覚と天然自然系の発言から、盾の人的には稀に殺意を覚える人物です。

　一方、盾の人は基本に忠実で正統派過ぎ、それ故に多数派から外れてるという超正統派。……他人がどう思っているかは知りませんがー。

　さて、そんな2人が短刀でガッツリやるとどうなるか……。

　クロスカウンターになりました。

　お互いに相手の攻撃を払い、躱し、体を入れ替え、刺したり刺されたりという攻防が続きました。
　無拍子にはフェイントを、変則には連撃をお返しし、技術と気迫と体力をぶつけ合う好ゲーム。

　その時、それは起こりました。

　青い人が左手で放つ無拍子の面突きを盾の人が左手で逸らし、右手に持つ短刀をフックの形で面に突き込み、それを青い人の右手が盾の人の小手を押さえてブロッキング。
　これがほぼ同時に行われた一瞬の出来事でした。

　これどこのボクシング漫画？

　互いの技が止まった瞬間は正に絵に描いたようなクロスカウンターでした。

　そんなこんなで愉快な馬鹿短刀勝負でした。
　やっぱり馬鹿はいいですね。