横浜市大会で印象に残ったのはとにかく基本動作です。特に準決勝。これまで一度も勝った事のない高段者との対戦でした。しかもいつも通り、ここ一番というところで手が震えてきます。この気弱さはちょっとやそっとじゃ直りません。
しかし実はちょっと勝算がありました。相手選手が一回戦でSな人と対戦したところを見ていたのですが、どうも今日は調子が悪いのか、打ち込んだところで身体が突っ込みすぎていました。これならこちらは7割方の力に押さえて残りをブレの制御に回せばいけるかな、と読んでいざ勝負。
結果はギリギリの勝利。審判の方々曰く、すっごく微妙な判定だった、との事。
何はともあれ、一つの山を越えて気が楽になったからか震えも収まり、決勝も勝利しました。
もう一つ印象に残ったのが異種でした。
この日は二刀を試したかったので大小持って挑んだわけですが……基本動作の決勝で当った相手に瞬殺されました。相手は槍だったのですが、盾の人の二刀ではまるで歯が立ちませんでしたね。
そして話は藤沢市大会へ。
こちらで印象に残ったのはやはり異種。盾の人は今回、槍で出場しました。
盾の人にとって理想の槍は、懐に入られても生き残り、派手な飛び込み投げ突きで一撃必殺! という戦い方です。異種をある程度練習した人を相手に考えた場合、トーナメントの中で槍の懐に一度たりとも入り込ませず勝ち残ると言う事はほぼありえません。また、槍に限らず突きというのは音も無くアクションも小さく、とても地味な技です。よっぽど使い込んだ槍の選手ならともかく、盾の人程度の技量では普通の突きで魅せるなんて出来ません。
そんなわけで相変わらずちょっと変則な槍で挑戦してみたわけですが、なんと三位入賞しました。あんな捨て身の攻撃でよくそこまで生き残れたものだ、と振り返ると思います。
唯一負けた相手は準決勝で当った青い人の二刀。それにしても、あの槍を瞬殺する事に定評のある青い人相手に激しい攻防をかなり長く続けられたので、そこが一番の収穫でした。
もう一つ印象に残ったのが団体戦でした。
今回の団体戦はお祭りと言う事で混成ありだそうで、SSCCチームからあぶれた盾の人は海老名市チームに編入します。ここでは盾の人は大将の二刀を割り当てられていました。
そして準決勝。相手チームの大将は横浜市大会の異種で瞬殺してくれた相手です。今回は大将が二刀と決まっているので、横浜市大会で試せなかった二刀同士のハイレベルな対戦が叶います。
これはオイシイ。
先鋒が勝ち、ネタ好きな中堅の青い人が出る時、普通に戦っていいの? とかふざけた事を聞いてくるので、普通に真面目に勝ちに行きなさい、と送り出す。そして勝利。
審判が、整列! と号令。
…………
しまったあああああああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!
先に二勝で勝負が決まってしまったから大将同士の対戦が無くなってしまいました。
だから言ったのに、と青い人が言ってますが、ここは主審にコンタクト☆
せっかくだから、と許可してもらえました。
で、勝負が始まった途端、決勝戦みたいな雰囲気が。なんかギャラリーがすごい数でした。さすが現日本チャンピオン。緊張感が違います。
さて、盾の人の二刀は長剣と小太刀を攻防両面に使い、小太刀だけでも長剣だけでも不可能な戦い方を追求しています。そんな変則二刀でしたが、トップ選手相手に十分通用しました。
結果は負けでしたが、収穫物は大きかったです。
その他、竹の人が小太刀でコート決勝まで残ったり、段級混合の基本動作で一級になったばかりの生徒が入賞したり、大会初参加の生徒が長剣で入賞してたり、団体戦で生徒だけのチームがコート決勝まで行ったり、不遇の生徒は不遇のままだったり、色々ありました。
いやー、大会ってほんっとうに面白いですね。
あなたのハートには何が残りましたか?
それでは、さよなら、さよなら、さよなら。
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杖以外は一通り扱える
マルチプレイヤーモドキ
使う得物ごとに
動きを変えるのが信条
2001年 世界大会
短刀の部 優勝
2003年 全日本大会
グランドチャンピオン
2004年 世界大会
楯小太刀の部 優勝
2005年 世界大会
楯小太刀の部 優勝
2006年
国際スポチャン協会
日本スポチャン協会
優秀指導者賞
10位 受賞