盾の生き方

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　というわけで再びどうでも良い事を書いていこうと思う盾の人です。おはこんばんちは。

　知ってる人は知ってるでしょう、知らない人は知ってください。盾の人は独立しました。師範であった大先生とはしっかりと話し合い、筋を通した上での独立です。

　いやーいいですね独立！　全ての責任を負うという重責はありますが、全てを自分の意思で定めて動いていくという感覚がたまりません。

　しかし、こちらから情報を流したわけではないのに結構いろんなところから盾の人の独立に関する話を聞いたりします。その中でごく少数ながら『造反』という言葉を聞いたりして悲しい限りです。

　まあ、情報の発信源が少ないので噂の経路はすぐに分かりますし、誤解などではなく純粋な悪意に基づいた誹謗であることも分かっていますので、そうそう耳を貸す人もいないでしょう。

　ただ、それをネタにして脅迫まがいの話をされたという例もあるそうなのでご注意ください。もし聞いた場合には華麗にスルーしましょう。逆恨みされてもアレですからね。もちろん武道家らしく戦う道もありますがそれなりの覚悟が必要です。 

　さて、最近トロイア戦争に関する話をちょっと調べました。ホメロスの『イリアス』とかその続編にあたる『オデュッセイア』のアレです。前者がアキレス、後者がトロイの木馬で有名です。

　その中にアキレウス、オデュッセウスと並ぶ勇者としてアイアス（大）という人物が登場します。このアイアス、7枚の革を貼り合わせた盾を持ってトロイア側の英雄ヘクトールの投槍を唯一防いだという伝説を持っています。

　どうしてそんなマイナーな話を知っているのかというと、光り輝く7枚の花弁を持つアイアスの盾というのがとあるゲームに登場してとてつもなく格好良かったからな訳です。そしてこのゲームのとあるサイドストーリーにおいて、アイアスの盾に関する面白い表現がありました。

　最強の盾、無敵の防壁と言われるアイアスの盾に7枚もの障壁があるのは何故か？　それはきっと守りたいものを守りきれなかったからだ。敗北し、打ちのめされながらも一枚、また一枚と革を貼り合わせて戦いに挑んだ。その結果が7枚の障壁になったのだ、と。

　まあ実際には単に防御力を増すために特注の盾を使ったってだけの話でしょうが、盾の人を名乗る自分の琴線に触れるものがあって印象に残りました。

　ちなみにイリアスにおけるアイアスの最後は悲惨で、オデュッセウスらに対する怒りから狂い死にするというものでした。そこいら辺は華麗にスルーしたいところですね。