スポーツチャンバラというニュースポーツに関して
【盾の人】が個人的な意見や感想を書くブログです。
あくまで個人ブログですので、公式な情報に関しては
スポーツチャンバラ協会公式HP及び認定HPをご覧ください。
アーチャーいいよ、アーチャー。
法や道徳に縛られず、ただ己が目的の為に全てを捧げる男。
呼吸するかのように嘘をつき、敵も味方も利用できるなら利用する。
正確に、大胆に、冷酷に、情熱的に目的に向かって進み続ける。
え、何の話かって?
当然、先月発売されたPS2のゲーム「FATE/stay night」の話。
以外の何者でも無さそうに見えますが、実は先月観た映画「ブラッド ダイアモンド」です。
法や道徳に縛られず、ただ己が目的の為に全てを捧げる男。
呼吸するかのように嘘をつき、敵も味方も利用できるなら利用する。
正確に、大胆に、冷酷に、情熱的に目的に向かって進み続ける。
え、何の話かって?
当然、先月発売されたPS2のゲーム「FATE/stay night」の話。
以外の何者でも無さそうに見えますが、実は先月観た映画「ブラッド ダイアモンド」です。
一面の朝焼けの中、漕ぎ出す一艘のボート。
それに乗って学校へ行く息子を送り出す漁師。息子は学校で「ここは最もすばらしい国」と習ったと言う。紛争が無くなれば、楽園なのだから、と。
彼らの村は、その日、反政府組織に襲撃される。
大音量で音楽を流しながら数台の車で銃を持った男達がやってくる。そして、村に到着するや否や、笑いながら銃を乱射し、村人を殺していく。逃げる者は撃ち、隠れる者は撃ち、泣く者も撃つ。撃たれるのは黒人。撃つのも黒人。笑いながら撃つ男達の中には明らかに子供まで混じっていた。
そうして一通り暴れた後、生き残った村人達を集め、演説する。「我々は白人による圧政から人民を解放する戦士である」、と。そして、現政権に投票する右腕を切り落とすか、ここで死ぬかを突きつけ、体格の良い男は連れ去っていく。
連れ去られた男達は採掘場へ運ばれる。目的はダイヤモンド。そんな中にディカプリオ扮する主人公『アーチャー』がやってくる。彼は政府軍が雇った傭兵部隊隊長の使いでやってきた。反政府組織に武器を売るために。傭兵部隊は政府に対する自分達の価値を高めるため、反政府組織がある程度強くなってもらわなければならないからだ。そして反政府組織からの支払いはもちろんダイヤモンド。
そのダイヤモンドを買うのは先進諸国で、その価値を決めているのは世界を牛耳る大企業。独占によって供給をコントロールし、価格を上げて利益を得ていた。
しかし、紛争とダイヤモンドに因果関係がある以上、それを買う先進諸国も黙っていない。独占企業と共に、紛争国からの輸入を禁止する取り決めをする。が、それも隣国から売り捌けばそれまで。当然、買うのは独占企業で、出所だって知った上。
そんなアフリカに生きる主人公と傭兵隊長には一つの合言葉があった。それは『T.I.A.』。すなわち、This is Africa.
夢も希望も無い泥沼の展開ですが、これがほぼ事実だってあたりがまたすごいところです。
ちなみにここまでで大体、開始から2~30分くらい。その中で、冒頭の漁師が採掘場で特大のダイヤモンドを見つけ、隠します。そしてそれを巡って人々の欲望が渦を巻き、主人公アーチャーは漁師・ジャーナリスト・傭兵隊長といった人々の力と要求を橋渡しして目的へと近付いていきます。
そうして物語の最後にアーチャーが見た『T.I.A.』、アフリカと言う故郷は一体どんな姿をしていたのでしょうか。
と言う感じの映画です。↑の長文で分かっていただけるかと思いますが、とんでもなく密度が高いです。しかし、それがしっかりとまとまり、エンターテイメントに仕上がっているのです。
ちなみに監督は『グローリー』『ラストサムライ』と同じ人でした。特にグローリーは何度も観ていたもので、いやー縁がありますね。グローリーとラストサムライは似た様な展開や演出があったので、今回のブラッドダイヤモンドはどうかな? と思っていましたが、いやはや、これは傑作です。
で、これがまったくスポチャンとは関係が無いわけですが、この作品の登場人物全てに色々感じるモノがあったので書いてみました。アーチャーはもちろん、家族の為に命を懸ける漁師、無力とは知りつつ書き続けるために危険地帯に踏み込むジャーナリスト、さらには紛争を日常として生きる隊長、果てはマインドコントロールで少年兵を生み出す反政府組織員やその少年を更生させる教育者まで。果てして自分がその立場だったらどんな行動をしていたでしょうか? 作品で描かれていたのと同じ時代に生きるヒトとして考えてしまいます。
みなさんも機会があれば観てみると良いと思います。超オススメ。
まだやってるかどうかは知りませんがー。
それに乗って学校へ行く息子を送り出す漁師。息子は学校で「ここは最もすばらしい国」と習ったと言う。紛争が無くなれば、楽園なのだから、と。
彼らの村は、その日、反政府組織に襲撃される。
大音量で音楽を流しながら数台の車で銃を持った男達がやってくる。そして、村に到着するや否や、笑いながら銃を乱射し、村人を殺していく。逃げる者は撃ち、隠れる者は撃ち、泣く者も撃つ。撃たれるのは黒人。撃つのも黒人。笑いながら撃つ男達の中には明らかに子供まで混じっていた。
そうして一通り暴れた後、生き残った村人達を集め、演説する。「我々は白人による圧政から人民を解放する戦士である」、と。そして、現政権に投票する右腕を切り落とすか、ここで死ぬかを突きつけ、体格の良い男は連れ去っていく。
連れ去られた男達は採掘場へ運ばれる。目的はダイヤモンド。そんな中にディカプリオ扮する主人公『アーチャー』がやってくる。彼は政府軍が雇った傭兵部隊隊長の使いでやってきた。反政府組織に武器を売るために。傭兵部隊は政府に対する自分達の価値を高めるため、反政府組織がある程度強くなってもらわなければならないからだ。そして反政府組織からの支払いはもちろんダイヤモンド。
そのダイヤモンドを買うのは先進諸国で、その価値を決めているのは世界を牛耳る大企業。独占によって供給をコントロールし、価格を上げて利益を得ていた。
しかし、紛争とダイヤモンドに因果関係がある以上、それを買う先進諸国も黙っていない。独占企業と共に、紛争国からの輸入を禁止する取り決めをする。が、それも隣国から売り捌けばそれまで。当然、買うのは独占企業で、出所だって知った上。
そんなアフリカに生きる主人公と傭兵隊長には一つの合言葉があった。それは『T.I.A.』。すなわち、This is Africa.
夢も希望も無い泥沼の展開ですが、これがほぼ事実だってあたりがまたすごいところです。
ちなみにここまでで大体、開始から2~30分くらい。その中で、冒頭の漁師が採掘場で特大のダイヤモンドを見つけ、隠します。そしてそれを巡って人々の欲望が渦を巻き、主人公アーチャーは漁師・ジャーナリスト・傭兵隊長といった人々の力と要求を橋渡しして目的へと近付いていきます。
そうして物語の最後にアーチャーが見た『T.I.A.』、アフリカと言う故郷は一体どんな姿をしていたのでしょうか。
と言う感じの映画です。↑の長文で分かっていただけるかと思いますが、とんでもなく密度が高いです。しかし、それがしっかりとまとまり、エンターテイメントに仕上がっているのです。
ちなみに監督は『グローリー』『ラストサムライ』と同じ人でした。特にグローリーは何度も観ていたもので、いやー縁がありますね。グローリーとラストサムライは似た様な展開や演出があったので、今回のブラッドダイヤモンドはどうかな? と思っていましたが、いやはや、これは傑作です。
で、これがまったくスポチャンとは関係が無いわけですが、この作品の登場人物全てに色々感じるモノがあったので書いてみました。アーチャーはもちろん、家族の為に命を懸ける漁師、無力とは知りつつ書き続けるために危険地帯に踏み込むジャーナリスト、さらには紛争を日常として生きる隊長、果てはマインドコントロールで少年兵を生み出す反政府組織員やその少年を更生させる教育者まで。果てして自分がその立場だったらどんな行動をしていたでしょうか? 作品で描かれていたのと同じ時代に生きるヒトとして考えてしまいます。
みなさんも機会があれば観てみると良いと思います。超オススメ。
まだやってるかどうかは知りませんがー。
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盾の人
いやいや、まだやっと夢のシーンで剣の丘が出てきたくらいなんですから。やっとこれからいいところですよ。ひぐらしの出る幕は当分ありません。
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プロフィール
HN:
盾の人
性別:
男性
自己紹介:
身長178cm 体重65~8kg
杖以外は一通り扱える
マルチプレイヤーモドキ
使う得物ごとに
動きを変えるのが信条
2001年 世界大会
短刀の部 優勝
2003年 全日本大会
グランドチャンピオン
2004年 世界大会
楯小太刀の部 優勝
2005年 世界大会
楯小太刀の部 優勝
2006年
国際スポチャン協会
日本スポチャン協会
優秀指導者賞
10位 受賞
杖以外は一通り扱える
マルチプレイヤーモドキ
使う得物ごとに
動きを変えるのが信条
2001年 世界大会
短刀の部 優勝
2003年 全日本大会
グランドチャンピオン
2004年 世界大会
楯小太刀の部 優勝
2005年 世界大会
楯小太刀の部 優勝
2006年
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優秀指導者賞
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